2020/06/20 17:55

お客様からよくいただく質問を、Question & Answer 方式でお答えします。

Question.1

銅製品を使うにあたって注意することはどんな事ですか?

Answer.1

長時間は内容物を保存しないでください。緑青(銅のサビ)の発生やメッキがとれる原因となります。

また、塩分や酸等を含んだ汚れを付着させたまま放置したり、湿気の多い場所での保管は緑青発生の原因となります。


Question.2

はじめて使用します、普通に洗っていいんですか?

Answer.2

洗浄する時は、食器用中性洗剤と柔らかいスポンジを使いぬるま湯で洗ってください。

洗浄後は、早めに水分を拭き取り、乾燥させて下さい。


Question.3

銅製品の外側に何か皮膜みたいなものがぬってありますが、落として使うのか、このまま使ってもいいのですか?

Answer.3

銅製品の外側には変色防止のために、クリヤ-ラッカ-塗装を施している商品もあります。

そのままの状態でお使いください。また、ラッカ-を取ってご使用されたい場合は、市販されているマニキュアの除光液やラッカー用うすめ液(アセトン入り)等を脱脂綿や布につけ製品の外側のラッカ-をこすり落としてください。液が少ないとすぐに液が蒸発してしまい、液の付着した部分が白くなる事があります。その時は再度繰り返し行い、最後に中性洗剤で洗い、すすいだあと、水気を完全に拭き取って下さい。

※表面が着色処理してある商品はラッカーを除去しないでください。


Question.4

銅製品の内側にメッキが施されているのはどうしてですか?

Answer.4

厚生労働省の食品衛生法により、銅製の鍋、ケトル、フライパン、マグカップ等の食品の接する部分にはメッキを施すように規制されています。この規制は昭和27年に施行され現在に至っております。緑青(銅のサビ)は無害と認定されたにもかかわらず、法の改正は行われないまま現在もその法に基づいて、メッキを施しています。


Question.5

内側メッキは永久ですか?

Answer.5

メッキは酸や塩分に弱く、内容物や時間によってはたった1度の使用でもメッキが剥がれる場合がございます。

また、長く使用していれば必ずとれます。


Question.6

内側のメッキ部分に黒い斑点が出来たのですが...

Answer.6

メッキ部分には目に見えない無数のピンホ-ルがあり、そこから銅イオンが内容物と反応して発生します。

他の金属でも発生する一般的な現象で、そのまま使用しても衛生的に問題はありません。

また、この黒い斑点(変色)は深層部から発生しますので落とす事はできません。


Question.7

メッキがとれた状態で使用したらどうなりますか?

Answer.7

そのまま使用してもかまいません。銅イオンの効果は上がります。メッキ再生には実費にてお受けしております。


Question.8

緑青(銅のサビ)が発生した場合はどうすればいいですか?

Answer.8

緑青のおとしかたは、酢(家庭用)に同量の塩を混ぜた溶液を布につけて緑青部分をこすりおとしてください。

その後は食器用洗剤で洗い、よくすすいだ後水気を完全に拭きとってください。


Question.9

緑青(銅のサビ)の発生を防ぐ方法はありますか?

Answer.9

長時間の内容物の保存はお控え下さい。

使用後は、十分に洗浄して水を切り、拭いて保管してください。


Question.10

空焚きをしてしまったら、どうしたらいいですか?

Answer.10

水などをかけて急冷しないでください。

空焚きは火災や本体の変形(ケトルの場合は注ぎ口の溶接部分が溶けて水漏れや脱落)取っ手及びツマミ等の破損の原因となります。

修理再生できる場合と、できない場合があります。お買い求め店及びメ-カ-にご相談ください。


Question.11

外側をいつもきれいにしておくにはどうしたらいいですか?

Answer.11

食器用中性洗剤で使い柔らかいスポンジを使いぬるま湯で洗ってください。

水気を完全に拭き取っていただき湿気の少ない場所に保管してください。

食器乾燥器、食器洗い乾燥機は水染みの原因となりますので使用しないでください。

表面にクリヤーラッカー塗装が施されている商品の場合、ラッカーを傷つけないように注意してください。

他の食器とぶつけたり擦ったりしますと塗装が欠けて、無くなった部分から変色が始まります。

クリヤーラッカー塗装の無い商品は酢と塩を1:1もしくは1:3の割合で混ぜた溶液を小皿に作り布につけて磨いてください。

市販の銅クリーナーも有効です。磨いた後、速やか上記の方法にて洗浄処置してください。



いかがだったでしょうか?

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更に詳しく「銅」について知りたい方は(社)日本銅センター さんのHPも見て下さい。